損益計算書では何を計算しているのか??

2009年9月28日 月曜日

会計で計算している利益は、経営者の感覚の利益がずれていることがあります。手元の現金が増えなければ儲かったという感じがしませんが、決算書では利益がでているという現象が起こります。それは、決算書(損益計算書)では、売上から経費を引いた差額を利益と呼んでいるために、現金の増減とは繋がりがありません。では、損益計算書で計算している利益とはなんでしょうか。商売は何年・何十年と継続することを前提としています。その中で、ある一定期間の企業活動の成果を測定し、事業の状況を把握する必要性から損益計算書を使い、利益を計算します。例えば、多くの商売では商品を納品後、翌月や翌々月等に入金があり、販売行為より入金が遅くなります。企業活動の成果を表すためには、どちらのタイミングが良いでしょうか?同様に、経費についても、財・サービスの提供のタイミングと現金がやり取りされるタイミングが違います。企業活動の成果を表すために会計では、現金をやりとりするタイミングではなく、実際に財・サービスが提供されたタイミングで損益の把握をするルールとしました。そこで、損益計算書は実際の現金が増えた儲けを計算しているのではなく、財・サービスがやりとりされるタイミングで売上、経費を測定し、その差額として利益を計算することによって企業活動の成果を表す損益計算を行っています。